事例1 主婦(42歳)

私は、毎日家族のために一生懸命、おいしい料理を作って待っているのに、家族は「おいしい」とも言ってくれない。
食事時間も5分やそこらで終わるとテレビを見ている。私は家政婦のようにしか見られていない。家族に認められていない。
だんだん食事を作るのが面倒になり、出来合いのものを買ってきて食卓に並べてしまうようになる。家族から文句がでるが言い返す気力もない。
だんだん身体がだるくなって、何をするのも億劫になる。
家族に置き去りにされた感じが払拭できないまま日がたっていく。
そんな自分が嫌になる。
自分で自分のことがわからなくなり、どうしたらよいかわからない状況から、脱出するためには、まず問題を整理し、段階的に認知の仕方を変えていきます。


自らの力である五感を働かせ、さまざまなセラピーを用いながら、認知変容や行動変容を起こし、心身にきたす不快な症状を自ら緩和・消去していくことができます。心の病気になる前に、快適な生活環境を維持するために、生活の中に環境セラピーを取り入れましょう。
事例2 男性(35歳)

私が初めてセラピーを知ったのは今年の春です。
きっかけは私が勤めているソフトウェア会社の同僚が相次いでうつ病、パニック症候群、統合失調症になったため、自分もなるのではと恐怖心が芽生え何か対策をと考えたからです。
事業部の存続をめぐって営業職の中には、壁に頭を打ち付け「すいません、すいません」と言い出す人もいました。異様な光景を何度も目の当たりにしたため今も頭から離れません。また、ほぼ同じ時期に情報産業系労働組合が発表したソフトウェア業界の職場環境や体調に関する調査結果がセラピーへの関心を高めることになりました。
実に3人に1人が症状もしくは何らかの兆候をもっていることが判明し、がく然としました。このままこの仕事を続けていいものか・・・金融業会や他の業界にいる友人たちの中にもリストラや左遷・転籍・転勤等々で自律神経失調症になる人が増えています。
家庭においても妻は初めての育児でストレスを溜め込んでおり、家に帰ってからも疲れがとれません。祖父の介護をめぐり親兄弟の間でも言葉の虐待がエスカレートしています。
自分をとりまく環境の中で、心身ともに疲れ、消えてなくなりたいと思う日が続いていました。
生活環境の中で複合的に発生したストレスが絡み合った場合、容易に一人の力では解決できません。これらを一度に解決することは不可能と考え、問題を分析し、それぞれに効果的なセラピーを組み合わせ解決へと向かいます。

会社の問題
カウンセリングを受け、仕事や職場の現状、自分が望んでいる職場環境についてじっくり考える時間を持つ。
家庭の問題
心理カウンセラーに相談し、妻の心理状態を改善する。
また、妻に合った環境セラピーを取り入れて症状を軽減する。
家族の問題
すべてを家族間で解決するのではなく、行政や外部の力を利用し解決する。祖父が可哀相という気持ちから、共倒れにならないための割り切った考え・今の自分にできることをしてあげ、自分を責めない。
気持ちがリラックスできるセラピーを自らコーディネートする。
(独りになる時間を持つ・音楽を聴く・散歩をするなど)
たたみかけるようにあった複合的な問題も、ひとつ解決できると気力が生まれます。またひとつ解決できると勇気が生まれ、次第に問題の質と量が軽減され、活力が蘇ります。問題を軽減するため、セラピーを効果的に組み合わせ、自己防衛しながら解決していきます。






















